ハイエース ショックアブソーバーの交換で乗り心地は良くなるか?

目次

ハイエース ショックアブソーバーの交換で乗り心地は良くなるか?

ノーマルサスペンションの乗り心地は、はっきり言って良くない!

「初代ヤドカリ号」は 100系ハイエース グランドキャビン(乗用車系)がベースで乗り心地は良かったのですが、 200系ハイエースはバン仕様です。

nomadなヤドカリ

事前に様々なサイトでバン仕様の乗り心地が良くない事は確認していました。実際に乗車して路面の段差を乗り越えた時には「ガツン」という突き上げは、正直相当ありますまあ貨物自動車ですから・・・)

只、元々ランドクルーザー70 4輪板バネ仕様に乗っていた事もあるので、運転席、助手席は何とか我慢できるかな?ぐらいの感じでした。ところが、後部座席(前向き乗車時)は突き上げの衝撃や、カーブで車体が傾くロールに酔ってしまい、後ろに乗りたくないとの声が出た事が、考えてみるきっかけでした。

サスペンション前:トーションバースプリング
サスペンション後:車軸式半楕円板バネ

世界的にハイエースのエンジンや足回りを含めた耐久性には定評があります。元々のルーツは商用車でフロントには省スペースで走行安定性を向上させる「トーションバースプリング」が組み込まれ、リアサスペンションは 1,000kgを超える積載物にも耐えることができるリーフスプリングが採用されています。

200系ハイエースのグランドキャビンにも板バネが採用されていますが、乗り心地がバンとまったく違います。

バンは重量物の貨物に耐えれる様にリーフスプリング下側に、ヘルパーリーフという硬く耐久性のあるバネが装着され、段差等のギャップで沈み込もうとする上側の軟らかい板バネが、一定以上沈み込まないように支えぶつかり合い、車体に「ガツン」と強い衝撃を与えためです。

突き上げの解消方法は?

あちこちのショップの乗り心地改善のHPをみても、大きく下記の2点が主な改善策のようです。

Nomadなヤドカリ

あちこちのショップの乗り心地改善のHPをみても、大きく下記の2点が主な改善策のようです。

①ヘルパーリーフの無いリーフスプリングに交換
②高性能なショックアブソーバーに交換

「リーフスプリング+ショックアブソーバー」>「リーフスプリング」>「ショックアブソーバー」の順で、乗り心地は良くなりますが、同順で費用も高額になっていきます。

只、リーフスプリングを交換する場合は構造変更となり、車検の取り直しと車検満了までの残りの日数は無効となり重量税の還付もありません

いつもお世話になるトヨタディーラーに車検の際に取り寄せしたとしたら、リーフスプリング等の交換が可能か問い合わせしてみたところ「申し訳ないのですが、純正以外の取り付けは行いませんとの回答でした。

費用はどのくらいかかる?

TOY FACTORY HPより引用

TOY FACTORYには自社キャンピングカーへのパーツが用意されています。

(価格は2023.07現在)

①「T-SR リヤリーフスプリング

  [Sロング用] 94,380円(税込)

②「T-SR KYBラジカルショック・TOY

  チューニング(14段減衰力調節機能

  +ハーモフレック®(TOY専売)」

   118,580円 (税込) 

③「T-SR オーリンズ ショックアブソーバー

  TOYチューニング(20段階の減衰力調節

  機構搭載のオートクチュールダンパー)

  239,580円 (税込)

 

リーフスプリングの工賃は約2~3万円前後、ショックアブソーバーの工賃は約1.2万円前後のようです(詳細は委託するショップにお問合せ下さい)

TOY FACTORY「パーツ・オプション101T-SR LINE UP」

ショックアブソーバーだけ交換してみる

「リーフスプリング+ショックアブソーバー」の両方交換できれば乗り心地は劇的に変化しそうですが、①+②で費用(工賃込)は約25万円ぐらいと高価なこと、また車検を半年前に受けたばかりなので、リーフスプリングの交換によって再車検も気が引けます。

まずショックだけ交換し乗り心地を確認して、必要であれば次の車検時にリーフスプリングの交換を検討することにしました。

次にショックアブソーバー「T-SR KYBラジカルショック」「T-SR オーリンズ ショックアブソーバー」の違いについて店に確認すると「オーリンズ」はとても良いが価格差がおよそ倍あり、乗り心地が倍違うかというと、そういう訳ではない。

「KYB」に交換するだけでも随分乗り心地が変わってきますよ。との事でしたので「KYB」に交換です。

参考(前輪)
参考(後輪)

まとめ 乗り心地はどう変わった?

劇的に変化したとまではいきませんが、明らかに変わりました。「柔らかく縮め、できるだけゆっくり戻す」 全体的にソフトになった感覚です。

ダイヤル設定を何段階か試し、現在14段階の9に設定しています。(ソフト)1⇔14(ハード)

①突き上げが無くなった訳ではないが、ガツンという衝撃が柔らかくなった。

②ロールが軽減され、コーナーリングも柔らかく粘る感覚。

後部座席の家族からも、突き上げが少なく柔らかくなり、随分楽になったとの感想です。

これから購入を考えて考えている方、同様に乗り心地が気になるハイエース乗りの方、ご参考になれば幸いです。

よかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
目次