車中泊でくるま旅 キャンピングカー「トイファクトリーGT」

目次

トイファクトリー GT 「ヤドカリ号」

Nomadなヤドカリ

2020年「RVランド」訪問時、たまたまHP未掲載の「TOY FACTORY GT」(中古車)が入庫直後で希望だったオプションも付属、とても親切に対応頂いたこと、元々、用途的に「TOY FACTORY GT」か「レクビィ COUNTORY CLUB」が候補だったので購入に至りました。

私見も入りますが、実際に使って便利な装備、そうでない装備や活用事例などをご紹介します。

Nomadなヤドカリ

僕が用途的にGTが「いいな!」と思っていた理由は主に下記の2つです。

①リビングとベッドが独立していて、2人旅でも1人がリビング、1人がベッドとお互いの時間を大事に出来る。1人の時でもベッド展開する必要が無いので、リビングを片付けなくてもベッドに直行できる(笑)

②嵩張る服や小物はマルチルームがあるので、車内をすっきり使用出来る。

諸元

ビルダー:TOY FACTORY
 車種:ハイエースキャンパー特装 GT

 年式:2018年式
 購入店:RVランド
 サイズ:5,380mm×1,910mm×2,380mm
 室内高:1,620mm
 車両重量:2,440kg
 車両総重量:2,825kg
 型式:CBF-TRH221K
 駆動:2WD
 エンジン:2.7ガソリン 
 トランスミッション:6AT
 出力:160PS駆動 
 最大トルク:24.8kg-m 
 乗車定員:7名 就寝定員:4名

 主な装備(オプション装備含む)
  ①エアロソーラシステム (※OP)
  ②クールコンプシステム(※OP)
  ③FFヒーター(※OP)
  ④電子レンジ(※OP)
  ⑤1500Wインバーター(※OP)
  ⑥冷蔵庫(40ℓ)
  ⑦シンク(給・排水13ℓ)
  ⑧TV(パナ製19インチ)(※OP)
  ⑨マルチルーム
  ⑩キッチンタワー

トイファクトリー・TOYFACTORYGTのキャンピングカー全景
前景
室内① 通常
全て前向き乗車も出来ます
室内② ベット展開
後部 2段ベット
nomadなヤドカリ

中長期の「くるま旅」では、節約しても水が不足するので、わずかですが給水タンクを 13ℓ→16ℓに変更しています。20ℓタンクを納めたかったのですが、寸法的に納りませんでした(残念)

電子レンジ(OP)
シンク・冷蔵庫(40ℓ)
マルチルーム
クールコンプシステム(OP)
エアロソーラシステム(OP)
キッチンスペース
Nomadなヤドカリ

中長期間の「くるま旅」では、生活空間的にも「キャブコン」が良いのですが、私は屋根にアウトドア用品を積載すると、全高が高くなりすぎるのでバンコンを選択しています。

約3年半(2024.3 現在)使用して感じた点を記載します。

3年半使用してわかったこと感じたこと

①上質で満足感が高い造り 

外観やインテリアのデザインや配色、家具など、流石「TOY FACTORY」と感じられる上質で限られたスペースを有効に使ったレイアウトです。

家具の角で怪我をしないように多くの箇所がR仕上げになっています。

②断熱性能が非常に高い

随分、昔の車両なので余り比較対象になりませんが、初代「ヤドカリ号」(2000年式)とは体感的に断熱性の違いを大きく感じます。

冬はFFヒーターや高い断熱性能のお蔭で快適に過ごせますが、夏はそうはいかず暑いときには、暑いです(^^;)」(断熱性が高い分、こもった熱が逃げにくいのかも知れません?)

そんな時期は、北海道など北へ行ったり、標高の高い高原で過ごしたり「換気扇+扇風機+網戸+シェード+ゴザ+冷感マット」を活用して過ごしています。

夏季対策はこちらをご覧ください。

③ソーラシステム(220W)の効果は絶大


シャープ製の220Wソーラが積載され、天候次第ですが、冷蔵庫などで使用した電力をソーラ発電で補充し、走行充電と合わせて、ほぼいつも満充電です。

マンションにお住まいの方など、駐車場が離れている場合、特にありがたさを感じるのではないでしょうか。

初代「ヤドカリ号」リンエイ プルマンでは電力不足に悩まされていたので、この「ソーラシステム」は必須の装備と考えていました。只、そんなソーラシステムも天候が良くない日が続くと電力不足に陥ります。詳細はこちらのページをご参考下さい。

燃費は約7~12km/ℓ(Rガソリン) 

満タン計測で「約10km/ℓ前後」が多いですね。街中でGO・STOPを繰り返すと「7~8km/ℓ前後」 信号の少ない平坦な下道ばかりだと「12km/ℓ」を超える時もあります。6速ATミッションの効果もあるのでしょう。一例だと・・・

約2,000km(高速(約4割)+一般道(約6割))を走行時は「9.8km/ℓ」

ALL一般道で約2,200km(山道約3割+市街地2割+一般道5割、エアコン使用無 ルーフボックス積載)走行時は「9.4km/ℓ」

北海道の平坦な信号の少ない道を走行していると「11km/ℓ」走ったりします。

最近のハイブリッド車と比べると全然、燃費は良くないのですが、多くの装備、荷物を積んだ状態で宿泊もできる部屋?が移動していると考えると仕方ないかな?と感じてしまいます。

只、最近のガソリン価格高騰はきつい(苦笑)

⑤夫婦2人ぐらいの旅行に丁度良い 

慣れもあると思いますが、見切りも良く538㎝の車体でも、私は運転し易いと感じます。

ベッドとリビングがそれぞれ独立しているので、1人は就寝、1人はリビングで過ごすなど、お互いのタイミングで、それぞれが過ごせる事は「くるま旅」では重要な要素になると思います。

⑥ベットの長さが短い 

サイズは、1,800㎜(上段)1,700mm(下段)ですが、上段に寝ても身長163cmの私でも、つま先が少し壁に当たります就寝時にはつま先が伸びるので身長が高い人は足を曲げての姿勢を余儀なくされますね。

また下段ベッドに寝た場合、上段ベッドまでの顔からの距離は約20㎝程度。入るときと出るときには少しコツがいります。最初は少し圧迫感を感じましたが、慣れですね。いつも熟睡です(笑)

⑦マルチルームはとても便利 

衣類のクローゼットとして、又、ポータブル電源の太陽光パネルや脚立の置場として使用しています。

車内をとてもすっきりできる点はお勧めポイントです。念の為、水洗ポータブルトイレを置いていますが、未だ使ったことはありません。マルチルームは僕に必須の装備です。

⑧高さや全長で入れる有料駐車場が少ない 

立体駐車場はもちろん、駐車券機の雨よけガードが低かったり、全長5m制限など駐車場は限られます。街中の観光時は、いつも駐車場探しに時間がかかります(苦笑)

フェリーは殆ど利用することはありませんが、5mを38.5㎝超えているので、料金が高くなるのは痛いところですが、居住性を考慮すると許容範囲かな?と自分に言い聞かせています(笑)

⑩FFファンヒーターの吸気音が大きい 

FFヒーター空気吸入口が後部ベッド近くにあり、吸込音が大きいので頭を吸入口と反対側にして寝ていますが、それでも結構聞こえます。

私は余り気にしないタイプなのでそのまま寝てしまいますが、気になる人もいるのではないでしょうか?

⑪クールコンプシステムは余り使わない 

クールコンプシステム「サブバッテリー 100A×2ヶ」だと 

①夏期、冷蔵庫併用時、ドライで実質約4~5時間程度(ソーラの有無・天候・気温などで変化)の実稼働でしょうか。熱帯夜に一晩快適は難しいこと。 

②現在ペットは飼っていないので、暑い時期に車内にペットを、おいて少しの時間も離れる事が無い。

①②の理由から私は「くるま旅」で限られた電力を冷蔵庫や電子レンジに優先したいので使用をためらってしまいます。

只、電源の使用できる「道の駅」「RVパーク」「キャンプ場」等々を旅先で多く使う方には良いと思います。僕は夏期冬期、バッテリーの電源補充などで「キャンプ場」のオートサイトに停めた時には、その快適さをたっぷり味わったりします(笑)又、自宅の離れ部屋代わりにPC作業するなどの際にも活用しています。

リチウムで容量が大きなバッテリーを積載したいところですが、まだまだ高額なので直ぐには難しいでしょうね。

⑫調理スペースは不足気味 

シンク横の補助テーブル、キッチンタワーの補助テーブルがありますが、調理スペースは正直少ないです。電子レンジ使用時は補助テーブル上に物を置いておくと扉の開閉がしづらかったり。

冷蔵庫上も調理スペースに活用する時は、上開き蓋の為、一度、必要な食材を取り出した後、使用します。只、冷蔵庫からの出し忘れも結構あり、何度もかわしては置いてはを繰り返す事も多いです。上開きは冷気が逃げにくいと言いますが、横の開閉だと随分、便利さが変わってくると思います(僕は横開き希望)

シンクの上も蓋を閉めて使用できない訳ではないのですが、野菜を洗ったりと開閉も頻繁にしたりするので、作業の順番の段取り次第でしょうか。

この点はスペース的にキャブコンに軍配があがりますね。只、バンコンにも様々なメリットがありますから、何を優先するか?でしょうか。

<補足>スペース不足を補う点でも「電子レンジ」は便利です。

トイファクトリー パンフレット

話は少し変わりますが、GTの仮契約(翌週本契約)した際に「トイファクトリーのパンフレット」を、2冊頂きました。

トヨタや日産などのディーラーで頂く、パンフレットと全然違うんですね。1冊は約200ページ、1冊は約80ページあり、外装や内装、装備、諸元だけでなく、家族やペットとの「くるま旅」の様子や開発秘話、ヒストリーなど、もし自分がオーナーになったら・・・とイメージさせる記事が、上質な1冊として纏められています。

夢のある高額な買い物なので、よく「トイファクトリー」というビルダーを知ってもらおうという思いに溢れていると感じました。

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LIFE STYLE BOOK
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