Jackery ポータブルバッテリー 1500 概要
結論から申し上げると大活躍! 主に車内で食事用の小型家電(IHヒーター・炊飯器・ホットプレート・ホットサンドメーカー・パソコン充電等)と、FULL活用。翌日晴れていればソーラパネルで「充電→使用」というサイクルで「くるま旅」に使用しています。
ここでは、僕が使用している「Jackery ポータブル電源 1500」を例に、ご紹介します。もう少し大きな容量が欲しかったのですが、保管スペースのベッド下に、ぴったり収まるこのサイズになりました。
全ての操作や接続がパネル前面で完結する点も選んだ理由のひとつです。
購入して2年以上(2024年10月現在)使用していますが、今後、購入を検討されている方は「くるま旅」の期間や自炊など使い方にもよるのですが、もう少し大きな容量で充電時間のより短い最新型だと、更に「くるま旅」が快適になるかと思います。
<使える用途が幅広い>
426,300mAh/1,534.68Whの大容量、また1,800Wの定格出力に対応している為、ホットプレートやポータブルクーラー、炊飯器、ドライヤー、電気ケトル、電動ドライバー、電子レンジ、コーヒーメーカーなど起動電力を含めた消費電力が1,800W以内の電化製品を使用することができます。
その為、車中泊での利用や災害時・作業時の用途など多々の活用方法があります。
起動電力にも注意する必要があり、例えばドライヤーの消費電力が1,000Wの場合、起動電力は約1,800Wとなるため、定格出力が1,800Wより少ないとドライヤーは動きませんので、ご注意を!
・スマホ (18W)約74回充電可能
・ノートPC (30W)約16回充電可能
・車載冷蔵庫 (60W)約90時間使用可能
Quick Charge3.0を搭載しており、対応するスマホ、タブレット、ノートPCを急速に充電する事ができます。
<3通りの充電方法>
①ACアダプターによるコンセント充電
②自動車のシガーソケット(DC)充電
③ソーラーパネル充電
AC充電器を2つ使用して充電ができるツインターボシステムを搭載。その場合、フル充電が最短4時間(ACアダプター2つ目は別途購入が必要)
「Jackery ポータブル電源 1500 Pro」が発売されました。充電時間が圧倒的に短縮されています。AC電源で約2時間で充電できるのは、大きなメリットですね。
キャンプ場によっては、日帰り利用で電源サイトを安価に利用出来るところもあるので、悪天候でソーラパネル充電が期待できない時は、少し休憩がてら充電して、次の目的地へ向かうなど、時間も効率的に使えそうです。
<Jackery 1500>
コンセント× 1 約7.5時間
ソーラーパネル 200W × 4 約5.5時間
<Jackery 1500 Pro>
コンセント× 1 約2時間
ソーラーパネル 200W × 6 約 2時間
<高い安全性があり、車内で使用するのに安心>
防災製品等推奨品認証、PSEマークを取得、又、バッテリーマネージメントシステムにより使用時には電圧や温度を適切に管理し、過充電や過放電を防止することで高い安全性を実現しています。
時々バッテリーの発火のニュースを聞きますが、万一、車内で発火した場合、大型バッテリーだけに火災や死亡に繋がる可能性が無いとも言い切れません。
また車の振動や高温、低温に常時晒されているだけに、高い安全性は「くるま旅」の安心感に繋がります。中長期の「くるま旅」だと、この安心感は正直、とても大きいものです。
当初、ガソリン発電機も検討しましたが「匂い」「ガソリン保管」の点で、車内保管が難しいこと、インバーター発電機は負荷によりエンジン回転数は変わりますが、それでも「騒音」が回りの迷惑になる可能性もある為「ポータブルバッテリー」を選択しました。
Jackery SolarSaga 100(ソーラ)概要
「ポータブルバッテリー」と「ソーラパネル」をセットにすることで、天候次第ですが、環境にやさしいサイクルが可能になります。
「SolarSaga 100」の基本性能は下記の通り
・最大出力100W ・変換効率23%
・定格電圧18V
・定格電流5.55A ・解放電圧21.6V
・USB-A出力 5Vー2.4A
・USB-C出力 5Vー3A
・動作環境 ー10~65℃
「Jackery ポータブル電源 1500」には最大4枚接続でき、その際の充電時間は最短で5.5時間。又、特殊フッ素樹脂コーティングETFEを採用していて、防水・防塵性能はIP65「粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ水流にも耐える」性能となります。
ゲリラ豪雨などを除き、小雨ぐらいだと問題なさそうなので、セット後、少し車から離れていても安心感があります。
ソーラパネル本体にはUSB端子を備え、直接、スマホやタブレットへの充電も可能なので、災害時はソーラパネル単独でも役立ちます。
僕はソーラ「SolarSaga100W×2」で充電しています。天候の良い条件の時には、表示は、190Wを超える時もあります。通常、天候が良い時は150W前後が多いですね。
例えば小型マルチ炊飯器(250W)を約40分使用すると約8%~10%ポータブルバッテリーが減少しますが、ソーラパネル「100W×2」で、その使用電力を補充する場合、晴天で約70分前後が必要です。朝、その日の「くるま旅」のプランを練りながら平行して、充電していることが多いですね。
天候がイマイチで充電不足時には走行充電も併用しますが、シガライターからの走行充電は約60W前後の為、ソーラパネル「100W×2」より多くの時間を必要とします。
只、最新の「Jackery ポータブル電源 1500 Pro」だと約4倍近く充電時間が短縮されています。
ポータブルバッテリー+ソーラを使用する理由
中長期の「くるま旅」での優位・便利性
小型家電を車内で使用したい
中長期の「くるま旅」では、キャンプ場以外での焚火での調理は難しいですし、カセットガスコンロは意外にガス消費量も多く、旅先では、空ボンベの処分が難しいこと、暑い時期は車内に熱がこもりがちなこと、小型家電での調理の手軽さが魅力でした。
カセットガスの燃費から災害時のカセットガス備蓄本数を簡単に算出したデータがあります。
<試算条件>気温10℃ 大人2人分×1日3回
・レトルト・パックご飯 0.7本/日
・暖かい飲物 250㏄ 0.2本/日
・殺菌、洗浄の為のお湯 0.4本/日
1日に約1本以上消費する計算です。実際には外食もする為、ここまでの本数にはならないと思いますが、それでも中長期の「くるま旅」だと空ボンベも多くなります。
これらの事や、冬季の一酸化炭素中毒の可能性、カセットガスのランニングコストを考え、初期投資としては高額ですが購入しました。
使用した電力をソーラパネルで補充することで、環境負荷が少ない「くるま旅」のサイクルに繋がります。
補助電源としての使用
基本的に外部AC電源に接続時以外は「クールコンプ(家庭用エアコン)」は使いませんが「くるま旅」先で、外部AC電源が確保できないまま止むを得ず使用する場合を想定して、車体外部電源ケーブルとの接続使用が出来るようにしています。
試算では、サブバッテリーと合わせて、5~6時間程度(気温やソーラ発電量など外部環境により変化します)の運転が可能となります。その為、起動電力を含め、稼働が確実な「Jackery ポータブル電源 1500」としました。
実は「Jackery ポータブル電源 1500」購入前に、ほぼ同様の性能の「ALLPOWERS モンスターX」を購入したのですが、車体の外部電源ケーブルに接続するとロードエラーが発生し電源自体がダウンしてしまうのです(家電等はモンスターXとの直接接続だと問題なく作動)
ショップやメーカーは、貸出機を貸与頂いたり、とても丁寧に対応頂いたのですが、解決せず、性能や口コミ、収納サイズ等を考慮して「Jackery ポータブル電源 1500」にしました。
外部電源コードに接続して「クールコンプ(家庭用エアコン)」も問題なく稼働し、アクセサリー等の備品もしっかりしていて、満足感も高い商品です。
災害時に家庭で使用・その他
<被災時に停電した場合の臨時電源>
起動電力を含めた消費電力が1,800W以内の電化製品を使用することが出来る為、用途を絞って短時間であれば、停電時にも使用が可能です。
<その他>
DIY、植木の選定、各種ボランティアなど、電源が確保しづらい場所で電動工具や各種機器の稼働に使用する事ができます。