日本一周くるま旅 再開 青森県編
青森県へ
7月2日、夕方、青森県「道の駅 いかりがせき 関の庄」へ到着。一晩、仮眠させて頂く。ここは初めての道の駅だが、建物やトイレも比較的新しく綺麗だし、温泉施設「御仮屋御殿」も併設され、料金も400円とリーズナブルだ。
ここで岐阜ナンバーのバンコンのご夫妻から声を掛けられた。乗ってきたキャンピングカーは知人の方から借用したもので、一通り説明を聞いてきたものの電圧降下や充電系統統のことなど、よくわからないので、良かったら教えて欲しいとのこと。
私が知っている範囲で説明させてもらいながら、雑談していると僕が今、住んでいる自宅の近くに、以前、住んでいたことがわかり、車内で一杯呑みませんか?とお誘いを受け、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
ご夫婦は僕と同様にこれから、北海道に渡り、時計回りで約1ヶ月旅をされるそうだ。
その後、車内に戻り「津軽海峡フェリー」の予約をネットで検索。幸い、7月4日早朝の便が予約出来た。
津軽フェリーは「海割り(NET決済 最短2日前)」を使用すると、6m未満の乗用車等であれば、13,000円で「青森~函館」「大間~函館」を乗車する事が出来る。明日1日はフェリー乗車待ちとなるので、久しぶりに青森を散策してみよう。
岩木山神社
翌朝「岩木山神社」へお詣りした。この神社にも約7年前に来たのだが、あいにく夕方の為、既に社務所は閉まっていて「ご朱印」を頂く事が出来なかったので、そのリベンジだ(笑)
岩木山神社は地元の方から「お岩木さま」「お山」と呼ばれ親しまれている神社。この神社には珍しい二匹の狛犬が参道を守り、魔除けの役割を担っており、楼門を囲う石の柵に捕まる形で二匹の狛犬がいる。
数多くの神社にお詣りしたが、これまで見たことがないほどユニークだ。上向の狛犬は金運が上昇し、下向きは恋愛運が上昇するそうだ。本当かいな?
鶴の舞橋
フェリー乗り場の道すがら、鶴田町にある「鶴の舞橋」へ立ち寄る。この橋は青森県産の「ひば」を用いた全長300mの木造の三連太鼓橋で、以前、雪化粧した岩木山と「鶴の舞橋」の写真を見て一度、来てみたかった場所だ。
「鶴の舞橋」は「長い木の橋」が「ながいきの橋」とも読めることから、橋を歩いて渡ると長寿になるそうだ。後ろの「岩木山」と「鶴の舞橋」「逆さ岩木山」が、とても美しい。
敷地には保護した丹頂鶴を見られる「丹頂鶴自然公園」も併設されている。
公園の道路沿いには少し色づき始めた「リンゴ」も多く見られ、時期なのだろう「薬剤散布車」があちこち走行している。
立佞武多の館(五所川原市)
岩木山でのお詣り後、五所川原市の「立佞武多の館」に立ち寄る。以前、出川哲朗さんの番組「充電させてもらえませんか」で、立ち寄る映像を見て、見学したかった場所のひとつだ。
「立佞武多」は、高さ約23m、幅約6m、重さ約19tの巨大な人形灯籠で、50以上のパーツに分割され、半年以上をかけて制作されるそうだ。以前、青森市の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」を見学したが、その「ねぶた人形」とも随分趣が異なる。
青森市の「ねぶた祭り」、五所川原市の「立佞武多祭り」のどちらも見たことがないので、実物を見ながら、一緒に盛り上がってみたいものだ。
八甲田山雪中行軍遭難資料館
道すがら「八甲田山雪中行軍遭難資料館」へ。
遭難事件は、明治35年に八甲田山での雪中行軍演習中に、総勢210名中199名の命が失われた大惨事だ。その昔「天は我々を見放した」のフレーズが記憶に深い映画「八甲田山」でも知られていると思う。高倉健さんや緒形拳さんなど著名な俳優が多く出演した。
映像や展示物では「青森歩兵第5連隊」と同時期に雪中行軍訓練を行い、死者を出すことなく生還した「弘前歩兵第31連隊」の違いは何か?
準備物や計画性、リーダーシップ等など、厳しい自然環境に向き合う隊のリーダーの意識や認識の違いなどが、大惨事に繋がったことが、よくわかる展示内容だった。
八甲田山雪中行軍遭難資料館の敷地に隣接して、殉職した199名の墓所があり、実際にこの墓標の数を目の前にすると大惨事であった事を改めて認識させられる。
いよいよ北海道へ
夕方に青森港「津軽海峡フェリー」乗り場へ到着。明朝6:25の便まで、ここで待機させて頂くことに。車内で夕食をとり仮眠。4時過ぎに乗船手続きを行い、いよいよ約3時間半の船旅を終えると、北海道函館港、いよいよ北海道の「くるま旅」がスタートだ。
まとめ
五所川原市の「立佞武多の館」の「立ねぶた人形」は圧巻だった。実際に多くの引き手が、かけ声と共に街を練り歩く様子は更に迫力を増すだろう。作り手のデザインや配色、構図はとてつもない職人技だ。今回は立ち寄らなかったが、以前立ち寄った「竜飛岬」「恐山」「奥入瀬渓流」「八甲田山」など、見所も多い。北海道からの帰路、これまで行きそびれていた場所へ立ち寄る計画をじっくり練ることとしよう。
さあ、あと数時間で、いよいよ北海道だ。
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