明日、5月1日から約3日間は天気に恵まれそうなので、岡山県「蒜山」の三座(上蒜山、中蒜山、下蒜山)登山もできそうだ。鳥取県 湯梨浜町 道の駅「燕趙園(えんちょうえん)」を後にし、まずは倉吉市のスーパーマーケットで、約3日分の食料品を調達。
そのまま倉吉市の町を散策。ここは平安から室町時代にかけ、国府、国分寺、国分尼寺が置かれた伯耆国の中心地で、江戸時代には商工業の拠点として栄えた。
今なお、残る当時の町並みは「国の重要伝統的建造物群保存地区」で玉川沿いには、こちら独特の朱色の石州瓦、白い漆喰壁、黒い焼き杉の腰壁の土蔵が並ぶ雰囲気のある街並みだ。
散策途中、試食すると美味しい「魚ロッケ(ぎょろっけ)」があったので、4種類5つほど購入。晩御飯のおかずの一品、お酒のおつまみにしよう。
倉吉市から約50分で岡山県「下蒜山登山口駐車場」へ到着。今日はここで車中泊だ。
登山口は約20台前後が駐車可能なスペースがあり、正面の市営の火葬場のトイレが解放されている。
小雨と強風が吹き、12℃前後まで車内温度も低下したので、FFヒーターを点火し、約18℃で車内を保っていたが、いきなりの電圧降下。警告灯が点滅した。
約3日間、雨や曇天の中、道の駅「燕趙園」で停滞し、ソーラ充電や走行充電は殆ど出来ていない。下蒜山までの1時間程度の走行充電では全く足りず、3日間の冷蔵庫の稼働や照明点灯だけでも、持ち出しが多かったということだ。調理や湯沸かし、パソコンは主にJackery ポータブル電源 1500& ソーラパネルを使用している。
冷蔵庫だけで1.5A~4A/h程度を消費する。平均2.5A/hと仮定すると単純計算となるが、 2.5A/h×24h×3日間=180Aの消費となり、100A×2ケ=200Aのサブバッテリーでは、停滞が続くと、そのほかに電気を回せないほど厳しくなってくる。(20時間容量等考慮せず)ポータブルバッテリーを追加した理由のひとつだ。幸い明日から天候(太陽)に恵まれるので、それなりに充電も回復するだろう。
早々にFFヒーターを切り、明日に備えて寝ることにした。小雨と強風は明け方まで続き、未明には気温は5℃まで低下した。
早朝から下蒜山を登り始める。下蒜山は標高1100m 標高差約600m 往復で約3時間。
「下蒜山」「中蒜山」は初心者向けのコースとの事だったが、登山口を出発してしばらくすると中々の急登が続く。また前日の雨もあり、火山活動で出来た蒜山の粘土質の黒土は、より滑りやすくなっている。注意が必要だ。
登山道に沿って「カタクリ」の群生や「イカリソウ」も目を楽しませてくれる。
5合目を過ぎた頃から見晴らしの良い稜線に出る。北側に日本海、西側に大山、南には蒜山高原、解放感抜群のロケーションだ。9合目手前は鎖場のあるかなりの急登だが、ここを超えると山頂だ。一気に見晴らしが良くなる。約1時間40分で山頂に到着。
山頂で他の登山者と会話を楽しみながら小休止。いい1日になった。明日は「上蒜山」「中蒜山」を縦走しよう。どんなロケーションが広がっているか楽しみだ。
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