車中泊は「場所選び」が重要!「安全・安心・快適」に過ごすために

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車中泊は「場所選び」がとても重要!「安全・安心・快適」に過ごすために

「くるま旅」を楽しく安全に続けていくうえで「車中泊」は「場所選び」が、とても重要です。僕が重点を置いているポイントをご紹介します。

車中泊する場所を選ぶポイント

01.まず安全なこと

他の車中泊者が居る、人気があり、犯罪が起こりにくい環境であること。もしもの際も、周りに車中泊者がいれば、連絡してもらえる可能性があります

やんちゃそうな人・車の近くは避ける(笑)表現が難しいですが「君子危うきに近寄らず」です

駐車場の街灯が適度に明るいこと

駐車場にタイヤ痕が無い(夜中に暴走車両が来たり、集まって来ることがないこと)

ゴミが散乱していない窓割れ理論

過去に事故や犯罪が起きた場所、心霊スポットで無いこと(事前にNETで確認)

川など水辺付近は、突然の水位上昇にも影響の無い場所(数時間前や夜中の降雨状況確認)

駐車場進入路付近など、ハンドル操作を誤った際に追突されやすい場所は避ける

「道の駅」
【イメージ】photoAC 
(タイヤ痕)
【イメージ】photoAC 
(河川駐車場)

僕は事前に車中泊場所を「GoogleMap」などで「規模」「周囲の環境」など、映像や口コミも確認して参考にしています。

只、僕はアウトドアが趣味なので、これらの項目を満たさないところで、やむを得ず車中泊する場合もありますが、その場合は、優先順位を決め、駐車位置等、最大限の配慮をしています

そうそう案外、地方に行くと良いと思った場所が「心霊スポット」だったりします。実はこれまで何度もヒットしました。出会いたくないので、迷わず避ける優先事項のひとつです(笑)

02.適切な場所を選ぶ

市街地の公園、道路の駐車禁止エリア、私有地など、不適切な場所での車中泊は、不審に思う住民からの警察への苦情や、追突事故など、トラブルの元となる可能性があります

03.トイレが近くにあること

明るく、清潔で、男女兼用で無いこと。特に同乗者が女性の場合、上記の要件は必須となります。またトイレが近くに無く、徒歩で移動するなどの場合、防犯面や安全面でのリスクが高まります

04.地面が平らなこと

①斜面だと熟睡できない

②平衡感覚のストレスで落ち着いて過ごせない

③サイドブレーキが甘いと車が動き出すことも

④飲み物や荷物が転倒しやすい

斜面で横になるのは、平衡感覚にかなりのストレスを与え、睡眠不足になりかねません

05.騒音が少ないこと

①トラックから少し離れている場所

②横にトラック等の大型車が停車しにくい場所

③通行量の多い幹線道路に近接していない位置

④トイレや自販機、出入りが多い場所を避ける

特に夏場は、窓を少し開けたり換気扇を回すため、トラックのアイドリング音など、外部の音がよく聞こえ、睡眠の支障になったりします

06.夏や冬の季節や風向きを考慮する

詳細はこちらのページをご覧下さい

07.街灯照明の位置を考慮する

カーテンやシェードを使用していても、余り近い場所だと、明かりが隙間から入ってきたり、夏場は虫が集まり、トイレに行く際など、ドア開閉時に車内に虫が入ってきたりします

08.直ぐに移動が可能なこと

良い場所と思って駐車しても、その後の状況が変化してしまう事は多々あります。スムーズに移動出来ない様な場所は避けましょう

09.携帯電波が繋がること

街中であれば問題ありませんが、地方の山や海の場合、車中泊に適した場所であっても「携帯」の電波が繋がりにくかったり、携帯会社によっては繋がらなかったりする事もあります

その場合、何かあっても助けを呼ぶこともできず、万一、不審者や野生動物などと遭遇しても自分自身が対処するしかありません

僕はこれらのことを、念頭において「車中泊場所」を選ぶのですが、実際には全ての項目を満足する事は難しいので、施設の規模や場所、交通量なども考慮して判断しています。

話は少し変わるのですが、僕の安全のイメージは感覚ですが、ざっくりこんな感じでしょうか。

RV施設・オートキャンプ場 > SA > 道の駅 > 公園・PA(小規模)・山・海辺

Nomadなヤドカリ

これまで車中泊で、少し「ひやっ」とした事例を、ご紹介します。

①20年以上前、山の上の駐車場で車中泊。深夜に大きなエンジン音がし始め、カーテンの隙間から覗いてみると、多くの改造車両に囲まれていました。

どうも走り屋?が集まる場所だったようです。やんちゃそうな、お兄さん達が沢山いましたが、タイミングをみて、なんとか脱出しました (^^;)


②こちらも20年以上前の話ですが、とある大きな公園の駐車場に車中泊していた時の出来事。深夜に車の周囲を歩く足音が聞こえ、少し外を見てみると車内の様子を伺っている様子(100系ハイエース 初代ヤドカリ号の時 フロントガラス・運転席・助手席にはシェード・カーテンはしていかった。


後部は濃いシールドで中は見えない)車内に人が居る事をさりげなく伝えるため、寝返りをうち、少し咳払いをするといなくなりました。車上荒らしだったのか?

車中泊場所を選ぶ為に、利用しているソフト

Nomadなヤドカリ

私がよく利用させて頂くアプリは「GoogleMap」「道の駅マップ」「みんなでつくる車中泊マップ」の3つが多いですね

GoogleMap

言わずと知れた「GoogleMap」です。

およその車中泊エリアを指定して「車中泊」「道の駅」「キャンプ場」「公園」等で検索し、ヒットした場所の詳細を確認して、先ほどの「場所選びのポイント」を参考に、およそのあたりをつけます。

当日、お風呂に入りたい場合は、同様に「温泉」「銭湯」で検索し「お風呂」→「車中泊場所」までの、ルートを決めて移動しています。

検索「道の駅」
検索「温泉」
検索「道の駅」詳細

道の駅マップ

「道の駅」に特化したアプリです。地図や県毎に検索でき、施設に関する詳細な情報(施設内容・温泉施設・特色・駐車場台数・営業時間等々)が確認できます。

♨マークをタップすると温泉施設のある「道の駅」だけが表示されますよ!

検索「道の駅マップ」
検索「道の駅マップ」
検索「道の駅マップ」施設詳細

みんなでつくる 車中泊マップ

みんなでつくる車中泊マップ」(リンクはPC版)

「道の駅」「キャンプ場」などの、車中泊スポットだけで無く「温泉」「名水」「絶景・夜景」や「車両のカスタマイズ」など多岐にわたる情報もあります。

視聴者参加型の車中泊マップでもあります。

「みんなでつくる車中泊マップ」
「みんなでつくる車中泊マップ」
(車中泊場所で検索)
みんなでつくる車中泊マップ」
名水で検索)

更に安全な車中泊にするために

①ロックは必ずかける

就寝中は無防備ですから、いきなりドアを開けられないように、必ずドアを「ロック」しましょう。

人が車内に居る事を知っていて、悪意を持って開けられる場合、相当のリスクを被る可能性があるかと思います。

②貴重品等、見える場所に置かない

スペース的に余裕が余り無い車の場合、就寝スペースを確保する為に、運転席や助手席に荷物を置く場合もあるかと思います。

只、貴重品を見える場所に置いておくと、人が就寝していても窓を壊されるなど「車上荒らし」に遭遇する可能性があります。

【イメージ】photoAC 
(車中泊のリスク等)

③カーテンやシェードで目隠しをする

窓に「カーテン」や「シェード」で、目隠しをして、車内を見えないようにしましょう。車内に「どんな人?」「人数?」と、わかりにくい方が、犯罪は起きにくいと思います。

また見える場所に「シェード」を取り付ける事で「不在」ではなく「車中泊」している事が、わかり易くなります。

お勧めは「断熱性」に優れた「シェード」の活用でしょう。暑さ、寒さ・結露に対しても効果があります。

断熱性のあるシェードを使用
アイズアールブイ マルチシェード
断熱性のあるシェードを使用
アイズアールブイ マルチシェード

④マナーを守る

マナーを守らない場合、意図せず、トラブルに繋がってしまう可能性があります。

場所によっては車中泊を禁止している場合があります。事前に、その場所が車中泊禁止かどうかをインターネットや駐車場の看板等で確認しましょう。

道の駅には、次の3つの機能が備わっていることが求められており、休憩機能の中に仮眠を認めますが、宿泊場所では無いことが明確にされ、高速道路のSA・PAも同様となります。【参照】国土交通省 道の駅

「仮眠を前提に黙認されている」ことを理解して、マナーを守って利用させて頂く姿勢が大切ですね

・24時間利用可能なトイレや駐車場等の休憩機能
・道路・観光・緊急医療等の情報発信機能
・訪方者と地元との交流を図る地域連携機能

「日本RV協会(JRVA)」並びに「くるま旅クラブ」から「くるま旅」を楽しまれる方々に対し「くるま旅のマナー」が発信されています。ご参考下さい。

<主なマナー違反等>

・アイドリング駐車

・駐車場にテーブルや椅子を出すキャンプ行為

・洗面所で食器や体を洗う

・ゴミを捨てる(放置)

・施設内のトイレ等で洗濯

・汚水や残飯を流す

・外部電源の使用(盗電)

こちらにも関連する事項を記載しています。こちらのページもご覧下さい。

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