なぜ僕は60歳で退職し「車中泊でくるま旅」を本格的に始めたのか?
Nomadなヤドカリ僕は60歳で長年勤めてきた会社を退職し、これまで長年、休日を利用して楽しんできた「くるま旅」をライフスタイルの中心にすることにしました
1年の内、約半年の間に何度かに分け旅をしながら、約半年は自宅に滞在するスタイルです
会社員だと60歳は定年だったり、65歳までの再雇用の契約時期だったりと、そんな年代になりますね
なぜ僕がそんなライフスタイルをスタートさせたのか?纏めてみました
年齢を重ねるにつれ身体と心が変化してきた
僕はどちらかというと仕事人間で、忙しい合間を縫ってアウトドアの趣味も楽しんでいました。仕事も趣味も全力といったタイプの人間だと思います
家庭も大事にしていたつもりですが「24時間戦えますか? CMリゲイン」の時代です。現代と比べると仕事中心の生活であったことは拭えません(苦笑)
調査によると日本人の平均寿命は81歳(男性)87歳(女性)、健康寿命は73歳(男性)75歳(女性)だそうです
只、僕の母は77歳で亡くなりました。亡くなる前、約5年以上闘病していた事を考えると、65歳での退職だと色々な事にチャレンジし易い期間は、もしかすると10年も無いかもしれませんし、そうでも無いのかもしれません



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平均寿命と健康寿命(2019内閣府調査より)


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平均寿命 男性81.41歳、女性87.45歳
健康寿命 男性72.68歳、女性75.38歳
健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します
仕事は好きでしたし、職場の人間関係にも恵まれていました。只、それでも次々と短期間に解決したり達成すべき案件や様々な課題も多く、鈍感な僕は余り気付かなかったのですが、知らず知らずのうちに身体は強いストレスを感じていたようです。もしかしたら自分自身で気付かなかったふりをしていたのかもしれません?
趣味も楽しんでいたつもりでしたが、仕事の段取りや締切りなど、いつも頭のどこかで考えていたと思います。以前のように楽しめていない僕がいることもわかっていました


そんな影響もあったのでしょうか?元々身体には自信のあった僕(根拠は無い 笑)も 50代後半になるとあちこちポンコツな部分が出てきました
周辺ではお世話になった先輩や同級生が突然亡くなったり、入院したりしていて
「もしかすると人生の終りは自分が思うより、案外近いところにあるのかも?」
「人は老いてから旅立つとは限らないし、明日が来ることは当たり前ではないのかも?」
と意識する事も次第に多くなりました
もちろん健康で長生きする方も沢山居ますが、こればかりは誰にもわかりません
僕が出した答えは・・・
自分の寿命がわかるなら、色々と計画し易いのですが、中々そうはいきません(笑)
僕は65歳以降は「ノマドワーカーの様に全国を車で旅しながら働き暮らし、まだ知らない土地を歩き、心が震える景色をみてみたい(まだ他にも考えている事は様々ありますが割愛します)」元々そんなライフスタイルを考えていました
只、僕が思い描くライフスタイルは体力も必要とするものも多く、新たな体験や経験をするにしても、後半に差し掛かってきた人生では少しでも早い方が良いだろうとも考えていました
65歳まで同じ会社で働く事は出来るのですが
「もう少し働いてから」
「もう少し蓄えが出来たら」
「そのうち時間に余裕が出来たら」
と後回しにしていると、もしかしたらその「いつか」が来ないかも?しれません
人が人生の終わりに語る多くの後悔は次の様な内容が多いそうです
「他人の期待で無く自分自身が本当に望む生き方にチャレンジすれば良かった」
「仕事中心の生活だった。家族との時間をもっと大切にすれば良かった」
「愛情や感謝など自分の気持ちをもっと素直に伝えれば良かった」
「忙しさにかまけて友情を疎かにし、友達と疎遠になってしまった」
「もっと素直に笑いや喜びを味わう正直な人生を生きれば良かった」
只、前倒しで実現するにしても、家族に理解してもらう事は必要だし「どうやって生活するの?」「折角、長年務めている会社を退職してまで・・・」など周りの心配する声など、そこには世間一般の正しさがあり、生活の不安が少ないことは大前提になります
就業者割合(内閣府令和6年度調査)によると
| 就業率 | 60~64歳 | 65~69歳 | 70~74歳 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 84.4% | 61.6% | 42.6% |
| 女性 | 63.8% | 43.1% | 26.4% |
60~64歳男性の就業率は 84.4%と殆どの人が就業していることや、やりがいのある仕事を任せてもらっていたこと、そして退職して「くるま旅」を中心にすると単発的なバイトぐらいは出来るものの、これまでの様な安定した収入は難しくなります
思い描くライフスタイルとの狭間で、この判断を後々後悔することはないのかな?と随分迷っていました
只、妻は「子供達も独立したし、そんなにやってみたいなら思い描いている事をスタートしてみたら?」と背中を押してくれました
必要であれば減額はされますが、年金を早めにもらう事も可能な年代です。時間をかけ模索した結果、僕は自身の生き方のものさしを60歳で見直すことにしました
僕にとっての判断の考え方はこんな感じです
「生活の不安が少ないことは大前提」
「他人のものさし、自分のものさしはそれぞれ違う。決めるのは自分のものさし」
「人の数だけ生き方の正解があり、大事なことは自分が選んだ道を自分で正解にしていくこと」
「僕の正解は後悔が少ないことより、納得できる時間、厳しくも心地良い時間が増えていくこと」
「いつか出来なくなる事も ”今” なら出来る」
まとめ



退職後、約3年が経過しましたが、今は決断して良かったという思いが大きいです
会社員だった頃の休日利用の「くるま旅」と比べ期間は長くなりますが、これまで GEAR等も活用・工夫しながら数多くの「車中泊でくるま旅」をしてきた経験はあります。トイレやお風呂は無い小っちゃな空間ですが「くるま旅」では頼りになる相棒です(笑)
そんな相棒と日本一周や各地(距離にして約日本二周)を走り、各地の素晴らしい景観やアウトドアを楽しみ、名所を巡ったり、四国霊場八十八カ所にチャレンジしたり、農園の作業をしながら旅の資金に充当したりしています
久しぶりの土地や街では懐かしさに浸り、初めての土地や街ではわくわくしながら立ち止まり、毎日が新鮮で良く歩いたり身体を動かすので、ストレスでポンコツ気味だった体調も随分良くなってきた気がします
数年自由な時間を過ごしていると、やりたい事が少なくなったという人もいますが、僕はまだまだ行きたいところ、やりたいことが尽きません
道の駅やキャンプ場、農園では同様に旅をしている方も多く、知り合った方と時々近況や旅の情報を交換していていると多様な価値観に触れるにつれ、逆にやってみたい事が増えてしまいました(笑)
機動力に富んだ「車中泊でくるま旅」は、旅先では安心出来るシェルターにもなり、そして時間に縛られない自由度の高い旅は非日常の心地よい刺激に溢れ、心身を開放してくれる時間だと改めて感じています



人それぞれの環境や考え方も違うので何が正解という話ではありませんが、僕の場合、こんな背景や人生一度きりという思いから「くるま旅」を本格的にスタートしたことを綴ってみました












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